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2023年3月3日の未来新聞

(この未来新聞は、2023年3月3日時点での将来を想定して創作した希望的観測記事です。現実とは異なります。)

ざしきわらしも大忙し!遠野の観光客数300万人突破!          

                                                  

2023年1月、外国人の東北観光ブームも追い風となり、ついに2022年の1年間で遠野を訪れた国内外の観光客数が300万人を突破した。その快挙の秘密を探ってみた。

転機は3年程前、遠野市内のあちこちで妖怪の目撃情報が話題となり、口コミで広がり始めていたことに遡る。これは5年程前に遠野を訪れた沖縄ツーリストの高橋氏(当時仙台支店長)が手掛けた「遠野まるごと体験プログラム」によるものだ。

 当プログラムは、参加者が遠野の古民家に宿泊し、遠野名物のジンギスカン・どぶろく・ひっつみ等の食事を満喫できるだけでなく、決められた時間帯に妖怪に扮していれば、遠野市内での買い物や飲食をする事で割引や特典が得られるという「遠野妖怪タイム」がある事が特徴。これにより、妖怪マニアや家族連れを中心とした多くの観光客が妖怪に扮して市内を往来、あちこちで目撃・激写され、SNSで拡散していったのだ。

 その後、さらに観光客を増やす事になったのは、遠野盆地を一望する高清水展望台を舞台にした「幻の天空の湖散策ツアー」だ。このツアーはランドセル型ドローンとサングラス型のVRヘッドセットを装着、自由に空中や水中を動き回る事が出来る。遠野は大昔、湖だったという伝説を現実にした人気のツアーだ。加えて明治時代に廃城となった鍋倉城を再現し、当時の町並みや生活する人々を体験出来るツアーも発売。こちらもVR技術を活用し、当時にタイムスリップしたような体験が出来るほか、鍋倉城天守閣に宿泊し、殿様気分を満喫出来る「殿様体験スペシャルコース」が人気を博している。さらに観光客を盛り上げているのは、精巧に作られた人工知能搭載のかっぱロボットやざしきわらしロボットだ。遠野駅に到着した観光客を出迎えたり、観光案内をしてくれたり、古民家では宿泊客の為に、食事の準備や掃除をしてくれたりとなくてはならない存在になっている。

このプログラムを利用した仙台市の会社員佐藤正宗さん(35)は、「幻の天空の湖散策ツアー」がネット上で話題になっており、半年待ってようやく参加出来ました。東北の原風景を見ているようで感動しました。また、遠野駅から鍋倉城までの道のり再現もすばらしかったです。中でも古民家に宿泊した時にざしきわらしが現れ、そのリアルさにびっくりしました。また昔話をしてくれたおばあちゃんもリアルだなぁと思っていたら、本物の人間でさらにビックしました。(笑)」と興奮気味に語ってくれた。

遠野の観光客数がここまで増えたのは、地元企業の役割が大きい。

VRによる天空の湖や町並み再現には、遠野の地形に精通したイチイ土木コンサルタントの測量技術が不可欠だった。5年前に遠野で同じ研修を受けた事がきっかけでつながった沖縄ツーリストとイチイ土木コンサルタントはそれぞれの得意分野を生かし遠野の伝統と最新技術が融合したプログラムを作り上げた。

「一時のブームとならない様、今後も新プログラムを開発し、遠野の魅力を発信し続けたい。さらには遠野への移住者が増えるといいですね。」と沖縄ツーリストの高橋氏は語ってくれた。遠野の観光客数500万人突破も夢ではない。

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