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2023年3月4日の未来新聞

(この未来新聞は、2023年3月4日時点での将来を想定して創作した希望的観測記事です。現実とは異なります。)

遠野市で「遠野の先生」プロジェクトスタート     

 ~市独自予算による教員を配置~    

              

3月3日、遠野市本田敏秋市長は、NEWわらすっこプランの一環として市独自予算による教員「遠野の先生」を2023年度から17名採用することを発表した。

 これまで小中学校の教員は、岩手県教育委員会に採用され県から各市町村に派遣される形となっていた。国と県の予算から給与が支出され、転勤は県内を範囲として異動する。遠野市ではこれまで小中学校に独自の予算をもって非常勤講師を配置してきたが、教科のサポートや教育相談の支援など、教諭の補助的な役割に限られていた。

 遠野市のNEWわらすっこプランによる「遠野の先生」は、遠野市出身または在住の若手を意識的に採用し、学級担任や部活顧問もできる常勤の講師として配置する。「遠野の先生」を各学校に配置することにより、遠野市の子育て方針を市内小中学校にこれまで以上に浸透させるねらいがある。3校ある中学校へ2名ずつ、11校ある小学校へ1名ずつを配置することにより、教員1人あたりの担当する授業時数を減らして、教材研究や児童・生徒指導に時間を確保。教員が忙しすぎて生徒一人ひとりへの目配りや指導力の向上に費やす時間が足りないと言われてきた問題を解決する。同時に、「遠野の先生」は、市独自のプログラムを研修し、教員の目と地域住民の目をもって指導にあたる。教員研修プログラムを担当するのは遠野Edu企画。遠野市出身のもと中学校教員赤坂氏が主催する教育コンサルタント会社だ。これまで教員向け、保護者向けの講習会を開催してきた実績と地域での活動を生かして「遠野の先生」の育成をめざす。遠野市をよく知る地元出身者を積極的に採用し、「遠野の先生」として各学校に配置するといった例は全国初。

 本田市長は「遠野の先生には、遠野の暮らしの中にある生きがいを教えてもらう。遠野市を拠点とした起業が盛りあがる今、遠野の子育てが充実することで、遠野出身者の地元志向だけでなく、生きがいのある暮らしを求める人たちが集まることになるだろう。」と展望する。

 中浜艶子教育長は「学校現場に本物のゆとりを取り戻し、教育実践を充実させる一方で、地元出身の教員志望者が夢を失わず教員としての腕を磨く場をつくった。遠野の子育てを内外に発信していきたい。」と意欲を燃やす。

 市内の中学校教師は「受け持つ授業時数が減ることで、余裕を持って教材研究や自主研修に時間が使えるのはうれしい。生徒との会話も増えそうだ。余裕ができた分、遊んでいると言われないようにがんばりたい。」と前向き。

 市民からは「構想は3年くらい前から聞いている。学校には地域や家庭の本音が伝わりにくい。知り合いの地元出身の先生がいてくれると、遠野のことがわかっているから話が早い、安心して相談できるし文句も言える」と歓迎の声が聞こえる。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

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